≪令和6年度スローガン≫
2024未来はここから始まる アイディアと実行力で地域を先導しよう
≪会長所信≫
9年前、同級生に誘われ、当時はネクタイの締め方もわからなかった私が、令和6年度の富士商工会議所青年部の会長になることは、正直に言って非常に感慨深いものがあります。当時の先輩方から受けたYEGの教えを胸に、今は富士YEGの先輩として後輩たちにその教えを継承しています。会長を目指して進んで来た訳ではありませんでしたが、いつもメンバーと共にYEGがより面白くなる方法を模索して来ました。目の前の課題に全力で取り組んだ結果が、今回の会長職就任につながったと思います。自分一人では到底成功することはできない大きな目標を、こうして皆様の力を借りて1年間という短い期間ではありますが、富士YEGのためにできることは光栄ですし、これからも富士YEGのために全力を尽くし、成果を上げていく覚悟です。
昨年度は日本YEGの国際ビジネス委員会に出向し、ASEAN諸国とのビジネスマッチングや海外ビジネスの違いについて学びました。今後、富士YEGを世界に広めるために、令和6年度には新たに国際ビジネス委員会を設立し、富士YEGの国際展開に備えていきます。私たちの街には幸運なことに、富士山というスーパーブランドがあります。この存在を活かし、富士YEGを世界に発信していくことを目指しています。これに加え、ビジネス活性化委員会も新設して、YEGメンバーと市民とを結ぶプラットフォームの構築を模索します。本年度は専門委員会も、6委員会に増やし、より多くのメンバーが直接委員長を支えていける体制を強化すると共に、より多くのチョイスの中から楽しみながらYEG活動に励んでもらいたいという狙いがあります。
現在の富士YEGは160名以上のメンバーで構成され、富士市における影響力は発足当初から比べて格段に増しています。行政では難しいことも実現し、地域社会・経済の成長と発展、若い世代へのキャリア機会の創出、行政への政策提言など、多岐にわたる役割を果たしてきました。また多様性が求められる今、異なるバックグラウンドを持つ仲間が集まり、共通の目標に向かって進むことがYEGの醍醐味です。
私の好きな言葉に「If you want to go fast, you go alone, but if you want to go far, you go together(もし早くいきたいなら、一人でいけ、遠くまで行きたければみんなでいけ)」があります。これはまさにYEGを象徴している言葉で、一人では限界があります。でも団結し、協力することで大きな成果を生み出せるという意味が込められています。同時に、一つの方向に進むには時間と労力がかかりますが、違いを認め合い、尊重し、肯定的な解決策を見つけることが求められます。
青年部の使命は、富士市の未来をより明るく、より豊かにすることです。個々のスキルと情熱を結集し、一人一人が自己の成長を追求しながらも、共に協力し、地域社会への貢献を果たすことで、富士市が富士山のような日本一の町に発展できると信じています。
スローガンは「2024未来はここから始まる。アイディアと実行力で地域を先導しよう」です。
私たちの実行する力が、いつかはこの地域の発展につながると信じて、
このスローガンのもと、地域への愛と誇りを胸に、協力と連帯の精神を大切にし、失敗を恐れず挑戦し続けてほしいと願います。私たちの目標は一過性のものではありません。
持続的な発展を遂げるためには、絆を深め、情熱を共有し、知恵を結集する必要があります。
この所信を胸に、全力で皆様と共に歩み、商工会議所青年部の更なる発展と成長に尽力してまいります。皆様の支えと協力に深く感謝いたします。共に素晴らしい富士市の未来を築いていきましょう。
≪運営方針≫
1、共感と協力
私たち青年部は、多様なバックグラウンドと意見を持つメンバーから成り立っています。共感し、互いを理解し合い、協力して問題に取り組むことが重要です。私たち青年部は、個性を尊重し、一体感とチームワークを大切にします。
2、イノベーションと創造性
変化の時代において、新しいアイディアや創造性が求められます。私たちは伝統を尊重しつつも、新しいアプローチを取り入れ、地域や自企業の課題に取り組みます。イノベーションへの挑戦を恐れず、創造的な解決策を模索します。
3、地域社会への奉仕
私たちの存在意義は地域社会への貢献にあります。若者たちのエネルギーや情熱をもって、地域の発展に貢献することを重要な使命と捉えています。市役所、各地域のリーダーと連携し、影響力を行使して地域の未来を築き上げます。
令和6年度は下記の委員会を設立し、会の円滑な運営を目指します
・国際ビジネス委員会
国際的な視野を持ち、富士市のビジネスをグローバルに展望します。海外インターンシップ、国際交流や貿易促進、富士市の国際的な競争力をどのように高めるのかを様々な企画を通して検証します。富士山を活かしたマーケテイングの勉強や、インバウンドに着目した企画、Fuji Brand を世界基準で再構築する必要も模索します。メンバーに対して、それぞれが国際ビジネスの可能性を秘めていることを理解してもらう。
・ビジネス活性化委員会
地域のビジネス環境の向上を目指します。 メンバー企業同士の連携を強化し、新たなビジネス機会の創出や地域経済の振興に尽力します。メンバーと地域を結ぶプラットフォームの再構築を目指します。地域のイベントにも積極的に参加し、YEG独自の活性化を展開します。本年度は商工フェアの夜の部の復活を目指し、当委員会を中心に街を盛り上げます。
・政策提言実行委員会
地域の課題解決や改善に焦点を当てます。過去5年間は市の若手担当との協力体制を整え、市に対する提言の発表をしてきました。令和6年度は、更なる達成感を目指し、実際に本当に実行するならどうするのか? というところまで踏み込めればと考えています。 YEGとして自分たちの提言を、どこまで実行に移せるのか試してみる価値はあると思います。
・キャリア教育委員会
若者たちのキャリア形成をサポートします。職業選択の情報提供やキャリア教育イベントの企画などを通じて、地域の人材育成に貢献します。昨年度に引き続き、フジウタを継続して、子供たちに挑戦するステージを提供します。メンバー自身のキャリアアップも推進して、社内や人間関係が円滑に進むための情報も提供します。
・スポーツ交流委員会
スポーツ(eスポーツ含む)を通じて会の結束を固めることを目指します。地域を活性化するためのスポーツイベントや交流会などを通し、メンバーや地域の健康促進と友好関係の構築を重視します。本令和6年度は他単会とも積極的な交流を図りたいと考えます。全国ゴルフのキャラバンを通して、他単会との交流の大切さ、面白さを知りました。是非多くのメンバーにも、自分たちの単会以外にも自身の地域を盛り上げようとしている仲間がいることを知ってもらう機会を作りたいと思います。
・自己研修委員会
個人の成長とスキルアップを重視します。セミナーや研修などを通じて、YEGメンバーの能力向上と自己研鑽の機会を提供します。これからの生きる指針、自分が本当に何をやりたいのか考える機会を作ります。ワクワク、驚き、新体験、がサブテーマです。令和6年度は是非皆さんに、今までやったことのないことに挑戦し、自分の新たな一面を発見する。
・全国ゴルフ大会準備担当 特任理事
昨年度に引き続き本年度も、全国ゴルフ大会の準備担当を配置します。昨年行われた環富士山ゴルフ大会を継続イベントにすることで、一過性にならない地域の活性化に貢献できます。令和7年度の全国ゴルフ大会の開催が決定したので、キャラバン活動など積極的な参加動員活動に励みます。担当準備委員会も特別に設置して、富士市全体を巻き込んで、富士YEGが一丸となってお迎えしていきましょう。
・会員拡大 特任理事
現在160名以上のメンバーが存在しますが、富士市の人口から考えるとさらなる増加の可能性があります。本年度は30名の拡大を目標として、各委員会5名の増員を目指します。 人数の力と、それぞれのYEGに対する理解を深めることで、さらなる会員の質の向上を目指していきたいと考えています。各メンバーに共通意識を持っていただき、会の運営に積極的に参加していただけるよう、会の質も向上していく必要があります。
令和6年度 富士商工会議所青年部 会長 望月拓人